こんにちは!
リサモリです(^∀^)
今日は昭和6年頃に出た
婦女界9月号の付録冊子を
ご紹介しまーす♪
何でも編める編物の手引
アールヌーボーっぽいオシャレな表紙❤️
ちなみにこの「婦女界」という
雑誌を出していた
婦女界社という会社は今は無いそうです。
この当時らしい、蛇腹式の冊子です(・∀・)
基本的には今でも使える
「何でも編める」とタイトルで
言い切っているので
この薄さで何でも編める説明とは
どんなすごい説明なのだろう!!
と、とても興味がありゲットしてみたこの本
最初は編み針などの道具の説明と
作り目から始まります。
作り目の説明を見てみると
これは、三國万里子さんが紹介している
作り目の仕方だ!!Σ੧(❛□❛✿)
この作り目の仕方は
作り目の段が薄くなるし
指に掛ける作り目と違って最初に
糸端を長く出しておくということを
しなくていいので、
作り目の後半に
「糸が足りない😭」
とならなくて、好きなんです!
指に掛ける作り目は何度やっても
出しておく糸が適度な長さに
ならないんデス( ;∀;)
動画で作り目の説明ありました♪
他では見たことが無い作り目の仕方だったので
ここで出会えて感動しました(∩∀`*)!
作り目ができたら編み方の説明です!
この頃はメリヤス編みのことを
ストッキネットと言ってたんですね!
そして、増し目や減らし目などの説明。
からの、かぎ針編みの説明に入ります。
編み方などは、棒針編みもかぎ針編みも
現在と同じなので
今見てもそのまま使えるし
説明がシンプルな分、
紙一枚に基本情報が全部入っていて
ページをペラペラめくる必要がないのは
逆に見やすくて良い気もします!
そして模様編みの説明です。
縄編みの説明は編み方の図入りです!
緩くねじりたい場合は何段で交差、
など縄編みをどんな模様にしたいかで変わる
根本的な縄編みの仕組み
みたいなのを説明してくれています。
ちなみにその他模様編み軍団は
言葉での説明のみ。
なかなかに難しい気がする…😅
上級者な感じ
後半は寸法の割り出し方の説明に入ります。
この知識があれば
私も、どんなものでも編める気がする…(о´∀`о)
一番難しくて、一番大事なポイントですね…
そしてデザインの仕方の説明です!
ここまで来ると、自分の思い描いたものを
何でも編める技術が身に付きますね〜(^∀^)
何となくですが昭和60年代くらいまでの
編み物や手芸の本は
自分でデザインする方法に
触れているものを見かける気がします。
そして、結構驚いたのが
袖の作り方です😆
私がこれまで見てきた編み物の本は全て
袖は身頃と別に編んで
後からくっつけるタイプだったのですか
この冊子だと、袖を身頃から編み出すのが
一番多いと書かれています。
こんな形の袖編みしかしたことないわ〜
調べてみたら本場のフェアアイルは
袖を編み出すみたいなので、
もともとはこちらが主流だったのかもしれません!
ちなみに私が持っている本に載っている
フェアアイルは
袖も別に編んで後から付けるタイプでした。
基本の編み方は時代が変わっても同じですが
セーターの作り方は
少し変化しているようです(^∀^)
ペラペラの薄い冊子ですが、
編み物に必要な知識は全部書かれていました!
何でも編める
という言葉は嘘ではありません!
ただ、簡潔な言葉のみで書かれた内容を
理解して実践できるようになるには
まあ、大変ですよね😅w
結構無理ゲー🥹
でも、こういうの大好き💕
この冊子は三國万里子さん流の
作り目が載っていたり
セーターの作り方の歴史に気付けたり
面白いことが満載でした∩^ω^∩!!
やっぱり古本はやめられない〜🤤
また、面白いものを見つけたら
ブログに書きます♪
今日もお読みいただきありがとうございました♪
巻末の広告はクラブのクリームと白粉でした!
宇野千代さんの「私のお化粧人生史」という
本が好きなのですが
その本に出てくるクラブのお化粧の
広告が見れて、ちょっと感動(∩∀`*)
宇野千代さんが天真爛漫に
生きていらっしゃる様子を読むと
勇気が湧いてきます(^∀^)