雄鶏社の名著 クロスステッチ ノスタルジアの古本をご紹介します♪

刺繍好きな方は必ず知っている、DMCという刺繍糸や刺繍用品、手芸用品などを扱う会社があります。

 

DMC社の工場は18世紀フランスの産業革命の発祥の地だったそうです。

 

この工場には併設されているDMC美術館がありまして、今日ご紹介するのはその美術館に収蔵されているクロスステッチの図案集です

 

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本のデータ
  • タイトル:クロスステッチ ノスタルジア
  • 雄鶏社
  • 発行:2005年1月10日
  • 価格:1800円+税
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    2005年に発行された本なので、比較的新しいものですね。  

    もちろん後半に図案が付いているので、自分で同じものを刺すこともできます!  

     

    おフランスの美術館なのにSFモチーフがある驚き!

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    個人的に驚いたのはロケットや宇宙遊泳してる人などの、SFチックなモチーフがあったことです。

     

     

    フランスの伝統的なモチーフ…お花などの図案がメインなのかなと思っていたので、この冒険心を感じるデザイン、伝統的な会社が新しいものもどんどん取り込んでいくというところに魅力を感じます!

     

     

    大図まことさん(クロスステッチ作家さん)の図案に通じるものもあって、さらに嬉しいです(^▽^)

    ameblo.jp

     

    童話のモチーフもいろいろありました

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    童話のシリーズもいくつかあって、これは白雪姫の毒リンゴのシーンです。

     

    左側のツタの部分が何ともいい味を醸し出してると思います。

     

    それにしても、白雪姫はどっからどう見ても怪しい老婆が差し出したリンゴをどうして食べようと思っちゃったんですかね〜

     

    白雪姫、そういうとこだよー!

     

    アラジンと魔法のランプ(何故か中国風)

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    アラジンと魔法のランプのワンシーンです。

     

    フランスの人は中国の文化の中に神秘的な憧れ、のようなものを持っていたのでこれは中国風に描かれているそうです。

     

    私はシノワズリが大好きなので、最高にイカしたデザイン!と感動しました。

     

    フランスの人が持っていた中国の文化に対する気持ち、少し分かります(たぶん)。

     

    定番の動物モチーフなどもあります

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    梅雨にぴったりなカタツムリのモチーフもありました。

     

    キッチュでかわいいですね~!

     

    上の図案は何なのか不明です。

     

    鉱山で土砂を運んでる人かな…??

     

    フランスの象徴「雄鶏」もありました!

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    この本をアメブロでご紹介した時に、フランスの方とご結婚されたブロガーさんから教えていただいたのですが、雄鶏はフランスの象徴だそうです!

     

    そんな雄鶏のモチーフもありました。

     

    雄鶏社って、フランスの香りを感じる社名だったのですね~!

     

    特に上の雄鶏さんがかわいいです。

     

    ぶたさんもかわいい(^-^)耳が長い

     

    復刻版も出ています

     

    他にも世界中の人達の図案とか、昆虫などノスタルジックなのに新鮮なものがたくさんあって、子供の頃、図鑑を長い時間じーっと見ていた頃を思い出しました。

     

    そして、たまたま見つけたのですが、誠文堂新光社からこちらの雄鶏社の本に16ページ増やして復刻した本が2018年に出版されていました!  

     

    なので、こちらの方が新品で新しい情報も増えていていいかもしれません。

     

    気になった方はチェックしてみてください(*^^)

     

     

    それでは最後に、DMC美術館の方が雄鶏社版の発行の際に書かれたメッセージをご紹介させていただきます。

     

     

    刺繍がすべての女性のたしなみだった時代はたしかに終わりましたが、だからこそ刺繍を愛する私たちだけが享受できる幸せがあります。

    あなたの指先の糸と針が織りなす刺繍が、永遠に人々の心を癒し続けることでしょう。


    私は自分の指が織りなす(というほど華麗にはできませんがw)刺繍に、自分の心も癒されているなと感じます。

    糸と針、そして布。

    不思議とその存在に心が安らぐ気がしています。




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